錦糸町おかあさん

デリヘル(激安/錦糸町)

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三田
錦糸町おかあさん
雑談

雑談。
実家建て直す前、私が小学生の頃の話。

キッチン横の扉から出てすぐのところに、土に穴掘って、そこに何年も生ゴミ捨ててた。

中学生になった頃、生ゴミも燃えるゴミと一緒に捨てるようになり、生ゴミ捨てる穴は土で塞がれた。

その年の春、家庭菜園で余った、ミニトマトの苗を植えたのである。
田舎で育った人ならわかると思う…
よく、水田の田植えのあとに、余った苗を隅っこにまとめて植えてある、あれと同じ感覚。

夏。
大変なことになった。

何年も蓄えられた生ゴミ。
栄養豊富な土。
荒ぶり育つミニトマト。

毎日、成長を楽しみにしていた私は、1つ実がなるたびにせっせとサラダに入れて食べていたものの、
ミニトマトはまるでぶどうのように、たくさんの房をつけ続けた。
すずなりという言葉はとっくに卒業したミニトマト。
家と道路を隔てる塀を越え、道路に飛び出した。
苗は、ついに家庭菜園という垣根さえ超えたのだ。

追いつかない消費。
今でこそ、ピザに乗せたり、潰してソースにしたりとアイデアはあるけれど、当時はトマト=生で食べること以外、知らなかった我が家。
育てたミニトマト、その品種は皮が固いという欠点を持っていた。
違和感レベルで口の中に残る皮。
今でも忘れられない食感の思い出で、今でもミニトマトがちょっと苦手。

きょうだいたちも私も、次々とミニトマトを卒業していった。

2週間ほど経ち、母が子どもたちのお弁当に入れるとき以外、収穫されなくなった。

ほったらかしミニトマトはやがて、壁にわっちゃりと大量の実をなした。
果実、取り放題状態。
たちまち、家の前を通学路にしている小学生・中学生のおやつになるミニトマト。

その人気は一瞬だった。
皮、かたいんだもの、そりゃあね…
ムクドリですら、皮がはじけたミニトマトの中だけを食べていってた。

近所の子が、その塀にサッカーボールで壁打ちするたびに、ばらばらと落ちるミニトマト。
秋が深まるまで、道に落ちた実を毎日、掃除する一家。

生ゴミから生まれたフードロス。

オチもなにもないけれど、ミニトマトを見ると、思い出すそんな話。

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真鍋
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三田
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