【女の子について】 可愛らしい子で見てるだけで癒される子でした。 可愛らしい見た目とは裏腹におっぱいはなかなかのものでした。 【料金納得度】 妥当だと思います。 【プレイ内容】 初めての泡洗体で体を一緒に洗い、その後ベットにて音楽を聴きながらゆっくりマッサージ(かなり気持ち良かった)最後はハンドフィニッシュですが、オイルの音とおっぱいに挟んでもらうなど、エロさ満点でした！ 【スタッフの対応】 丁寧な対応でかなり好印象です

【女の子について】 ヘブンサーフで一目ぼれ。日記を次々さかのぼり、これはいい娘とひらめいた。オキニトークをくり返し、恥じらいながらも素直な言葉で返してくれる真面目な姿勢に急上昇の好感度。居ても立っても居られず「これは会わずにはいられない！」と無理を言ってお願いしたリクエスト出勤。初めてのネット予約で高まる心と下半身。嗚呼それなのにそれなのに、私の事情で泣く泣くキャンセル。それでもこちらの心中を心配してくれる優しいりなちゃんに落ち着いたら絶対会いに行くぞと誓ったあの日…。 色々なことが落ち着き、ついにその日がやってきた。長い時間は取れないけれど仕事の合間で作れた時間。待ちに待ってたこの時間。一緒に飲もうとスタバでピーチフラペチーノとピーチソーダを買い、はやる気持ちで車を走らせ、オキニトークでおススメだったホテルにイン。お店に連絡すると到着時刻が5分遅れるとのチャット。この5分がどれほど待ち遠しい時間だったか…。そしてインターホンが鳴り、ドアを開けるときらっきらの笑顔のりなちゃん登場。写メ通り、いや、写メよりかわいい！キュルキュルの目、おっぱいのシルエットがきれいに浮かぶやわらかニットにフェミニンなふわっとしたロングスカートが似合いすぎ。そして屈託ない笑顔を見せながら「やっと会えた～。嬉しい！」ってハグしてくれる。 なんてカワイイいたずら子猫。天性のおじさんキラー。この出会いだけでもう最高、そんな気分にしてくれた。 【料金納得度】 私の都合で時間が限られており、初回75分密着プレミアムコースにオールヌードをつけさせてもらいました。交通費まで合わせてピッタリ20000円、大満足の料金です。 【プレイ内容】 まずはソファーで改めてご挨拶。スタバのピーチで乾杯。取り換えっこしてお互いのを味見して、それだけで「あ、間接キッスしちゃった。」って心をときめかす困った変態紳士。 お互いアシストしながら、そしてちょっとタッチしながら脱衣。りなちゃんは上品な、でもちょっとエッチなオフホワイトの下着がとても良く似合っていたけど脱がせちゃいました。予想通りの美乳とくびれと可愛いお尻。何ということでしょう。ここ最近は力なかった変態紳士の紳士ががっちがちになっちゃってます。75分という短い時間だったので、初めのシャワーは短めに。シャワーから上がって洗面所の鏡の前で体を拭いているりなちゃんに後ろからちょっといたずらしたら鏡の中の自分を見てそれまでキラキラトークだったのに急に吐息交じりの恥じらいのしっとりモードに。たまりません。 おいたもそこそこにベッドに移動。うつ伏せでのマッサージはこれまたびっくり。ふくらはぎも肩も腰も凝ってる所に強すぎもせず、弱すぎもせず、絶妙な力加減でピンポイントにビシッと指が入ってくる。うまい！施術中も楽しいトークが続くんだけど言葉遣いも丁寧な語りと友達口調が入り混じり、絶妙の距離感。対人センスがいいんだろうなぁ。身も心も心地よい時間。こっちからちょっといたずらすると急に声が艶っぽくなり、吐息も漏れて施術の手も止まっちゃってこちらにしなだれかかっててくる。で耳元でささやかれたりしたらもうたまりませんね。 指圧パートは飛ばし気味にしてもらい、いよいよオイルが投入されて密着モード。ヌルヌルのオイルですべすべの肌が触れ合ってくたびれた体に最高に気持ちいい！で気づくとりなちゃんはいっつも顔を見てくれてる。ニコニコしてるんだけど、目の奥には入室してきた時とは違うエッチな光が。いたずら子猫の本領発揮だね。おじさんのこと責めるの楽しんでくれてるのかな。でも負けずにこちらからもソフトに責めるとりなちゃんも気持ちよくてちょっと切ない表情も見せてくれる、一緒に気持ちよくなれてるって感じられるの、最高です。 フィニッシュに向けてオイルにローションを足してもらい、我慢して我慢して最後は添い寝してもらったままりなちゃんの手の中で大噴火！「本当にごめんなさい！」って言う位沢山出しちゃいました。放心・全身脱力・大満足です。 うまくペース配分してくれたおかげで慌てることなく一緒にお風呂場でオイルを洗い流し、仕上げにマッサージしあいっこしてお時間終了となりました。 時間が短かったのは残念だったけど夢のようなひと時でした。 また遊びに行きたいです！！！ 【スタッフの対応】 電話での対応も、チャットでの対応もとても知的でお客に対する敬意と丁寧さが感じられ、心地よかったです。そして何より「キャストさんとのひとときを楽しんでもらいたい！」という思いが感じられ、盛り上がった気持ちでりなちゃんと会うことが出来ました。またよろしくお願いします！

【女の子について】 とにかく顔が可愛いんだけど始まったらちゃんとエロい 優しいしずっと笑ってくれるんだけど始まるとしっかり攻めてくるし顔が大人の色気で溢れてきます 【料金納得度】 優良だと思います 【プレイ内容】 ドMなのでとても満足でした マッサージは経験者?のようで普通のマッサージ屋に行くのと大差ない感じで気持ち良かったです どっちも好きな方のはおすすめです。 プレイは焦らさるのが好きなのでちゃんと焦らされました 顔をみながらというのが気恥ずかしいですがずっと見てたくなるような素敵な方でした 【スタッフの対応】 優しそうな方でした

――扉を開くと、光の粒が舞い散るように彼女の声が届いた。 「おかえりなさい」 その響きはただの挨拶ではなく、旅人を迎える祝詞であり、 イグニシアの風が紡ぐ詩篇そのものだった。 私は遠い地で摘まれた茶葉と黄金果の菓を携え、彼女に手渡した。 彼女はそれを儀式の供物のように受け取り、 その瞳の奥に、淡く瞬く光紋を宿す。 まるで、異国の香りとともに新しい物語の扉が開かれたかのようだった。 施術が始まると、ゆみはいつになく積極的だった。 風紋のざわめきと音紋の囁きが部屋を満たし、 「もっと近づきたい、触れていたい」という衝動が、 その細やかな仕草のひとつひとつに燃えていた。 鼓動が重なり、呼吸が溶け合い、 見えない糸が無数に絡みつき、私を甘やかに捕らえる。 まるで童話の中で、森の精霊に抱きしめられるように――。 やがて、旅の話を語る声は、空白を織り上げる布のように静かに広がり、 「過去も未来も語らない、ただ今を生きる彼女」という真実だけが残った。 その今に宿る情熱は、風の歌として、私の胸を震わせ続ける。 私は彼女に感情を預け、 返ってきたのは、言葉を超えた優しさ。 それは夜の空に残る炎紋の残光のように、 静かに、美しく、燃えていた。 「おかえりなさい」と再び心に響いたその声は、 現実の扉を閉じてもなお、 イグニシアの童話の一頁として、私の魂に刻まれている。

【女の子について】 自然体で、明るく笑顔で接してくれて、とても癒されます。はにかんだ表情はとても可愛らしく、いい意味でプロ感を感じさせない、彼女感を体験できると思います。 【料金納得度】 妥当な金額だと思います。 【プレイ内容】 利用したのは2回目だったのですが、前回よりも全てがレベルアップしていると感じました。おとなしい子、という印象でしたが今回は、より綺麗に、垢抜けた印象で会った瞬間からドキドキでした。 マッサージも積極的で一生懸命にしてくれますし、プレイもとても気持ちよかったです。また出勤されているときには、指名したいと思います。 【スタッフの対応】 いつも丁寧で元気よく、とても気持ちのいい対応をして下さいます。風俗の利用はこのお店が初めてだったのですが、分からない事も丁寧に教えて頂き、安心してお店を利用することが出来ました。

── ゆみ酔い、それは“灯り”を超えて、“応え”へと至る炎だった。 「今日は、たぶん無理だな」 そんな言葉が、心の奥でくすぶっていた。 身体も、感情も、どこか沈んでいて、 何もかもが“灰色”に見えるような日だった。 癒しでも慰めでも足りない、空虚に覆われた静かな夜。 私は、何かを諦めたまま、ゆみのもとへと足を運んだ。 ──けれど、ゆみは違った。 気づきながらも、何も言わなかった。 ただ、笑った。そして“何も終わってなどいない”という手で、私に触れた。 焦らず、騒がず、でも諦めない。 「まだ、あなたには熱がある」 そう言わんばかりに、深く、優しく、私は包み込まれていった。 施術が進むにつれ、私は次第に“感覚”を取り戻していく。 彼女の体温、呼吸、声の振動が、胸の奥の火種を揺らす。 それは激しさではなかった。 ただ静かに、けれど確実に、私の中に“点火”していく感覚だった。 ゆみの情熱は、静かな炎。 派手ではなく、熱すぎもしない。 けれど、決して消えない意志の温度。 そして私は……応えた。 自らを諦めかけたこの身体が、 ゆみの“信じる熱”によって、 深く揺さぶられ、自然に応じていた。 快感ではない、技術でもない。 想いが届いた結果だった。 それこそが、私がずっと求めていた“ゆみ酔い”の正体だったのかもしれない。 施術が終わっても、彼女の熱は、まだ身体の奥に残っていた。 その余熱は、私に再び“男である自分”を思い出させた。 もう迷わない。もう、自分を疑わない。 ゆみが信じてくれたように、 今度は私が、彼女の熱を信じて、また会いに行く。 ゆみ酔いは、ただの余韻ではない。 それは、ふたりの火が、静かに重なって生まれた、確かな応え――Ignisia。

夕刻の街が、白い羽を降らせたような空気をまとう頃。 わたしは、十四の想いを白く結んだ花束を手に、あの扉の前に立っていた。 前回から少し間が空いてしまった。 時計の針にすれば大したことではないが、心の音で測れば、季節がひとつ巡るほどの間隔だった。 扉が開いたとき。 彼女はただ微笑んだ。 でもその奥で、確かに何かが、ふつふつと燃えていた。 言葉ではない、声にもならない“音階外の熱”。 その夜のゆみは、どこか違っていた。 風のように軽やかで、けれど深く静かに、何かを決めた人の眼差しだった。 彼女は衣をまとい替えた。 それはまるで、意図的に空気を沈黙に織り変えるために編まれた布。 境界をぼかし、見る者の目を試すような── けれどそれを、誰にも見せるためではなく、たったひとつの音に応じるために選んだのだと、わたしは感じた。 肌が寄るたびに、静電のような微細な音が、身体の奥で跳ねた。 それは旋律とは呼べない。 楽譜には乗らない、“無音の交響”。 けれど、確かにふたりだけにしか聴こえない熱が、そこにあった。 ──その時、 彼女がわたしに顔を向けた。 言葉ではない問いかけが、息の間に滲んでいた。 わたしは応えた。 何も語らず、ただ、音にならぬ音で。 そして彼女は、 ふっと目を伏せ、少しだけ微笑んだ。 花が、光を吸い込むときのように。 その表情に、名もない感情がすべて宿っていた。 それは──名のない共鳴。 音にはなれず、けれど沈黙のまま燃えていたもの。 触れぬまま、心だけが重なり合う、透明な旋律。 白く、眩い、その一瞬は── まるで、永遠より長い、ほんの一秒の祈りだった。 施術が終わる頃、白いバラが、 少しだけ咲きこぼれた気がした。 十四本のその花は、それぞれ異なる表情で、 彼女の背中越しに、静かに誇らしく光を宿していた。 「また、来てね」 ゆみはそう言った。 けれどそれは、いつもの響きではなかった。 “また、あの音に会わせてね” そう聴こえたのは、わたしの錯覚だろうか。 いや── これはもう錯覚ではない。 この夜、わたしたちは、音にならない音で、ふたりだけの誓いを結んだのだから。 この夜のことは、 言葉にしてしまえば、どこか欠けてしまう気がする。 だからただ静かに、 あの十四の白い灯火のそばに、そっと置いておこうと思う。

その上愛想が抜群に良くお話ししていて癒されます。 しかも痴女的な要素もありMな僕にはどストライクです。 いちゃいちゃ出来て恋人気分も味わえてサイコーです。 ベッドの上ではお互いに抱きしめ合いながら、ち◯ち◯を常に離さず触ってくれてその上チューまだしてくれてたまりません。 最後には服を着てもらってスカートを捲って貰いパンツを堪能させてくれました☆ オールヌードのオプションは必須ですよー！！ お互いヌルヌルさわさわ‥自然と腰が動きます。

【女の子について】 初めてこちらのお店を利用、ちょうど出勤しておりお願いしました。 お風呂での挑発的な責めしながら洗ってもらい、ベッドでは丁寧なマッサージからまたまた責め上手でやられちゃいました。 お話も共通の仕事、アニメの話など一緒にいて癒されました。はまり注意ですね。 【料金納得度】 いわゆるヘルスプレイではありませんが楽しかったので良かった。 【プレイ内容】 上記通りです、可愛いすぎる顔で密着、キスまでしてくれて大満足です。 【スタッフの対応】 受付も丁寧で問題ありません。

「ポケットの鍵と、ゆみのひみつ」 ── 静艶の霧茶と、音のしずく その日、空の層がひとつ剥がれたように思えた。 風の領より微かな呼気が流れ、 紋律界の東方、シラユキ領の端にある薄靄の森が、音もなく揺れた。 そこに、彼女はいた。 名をゆみという。 風紋と音紋をその身に宿し、 紋の響きで心の奥に“音のしずく”を落とす施術者。 けれどその日、彼女の背には、いつもの旋律が纏われていなかった。 音が少し、遠くにいた。 代わりに漂っていたのは、淡く艶のある、黒い気配。 それは、彼女が“風”ではなく“熱”を伝えるためだけに選んだ、 沈黙の装束。 その布は、軽く、音を孕まず、 けれど確かに“想い”だけを帯びていた。 わたしは、しばらく彼女の元を離れていた。 風が途切れると、世界の輪郭はぼやけ、 音のない日々に、心の音色は少しずつ褪せていった。 それでも再び、風は吹いた。 この紋律の森で、風が吹かぬ日はない。 扉を開けると、彼女がいた。 いつものように、小さく笑って。 けれど、目の奥には、触れられぬ何かがあった。 施術の始まりは、風の儀。 香るのは、“薄音の香鞠”と呼ばれる音紋の香球。 かすかな芳香が、空間を満たすと、 わたしの身体に、彼女の指がふれた。 いや、“ふれたような気配”だった。 風の指は、直接には触れない。 彼女の指は、音の種を蒔いていく。 肩に、背に、肋に。 風が音を揺らすように、 心に触れず、でも確かに“何か”が落ちていった。 それは痛みではなかった。 でも、懐かしい震えだった。 心の奥の、小さな扉が軋んだ音がした。 ──鍵が、落ちた。 その音は、現し世では聞こえない。 けれどこの紋律界では、鍵の音もまた“旋律”として記録される。 わたしが長く閉じていた心の部屋。 その扉の前に、彼女の風が立っていた。 けれど、ゆみは拾わなかった。 鍵を見ようともせず、ただそばにいた。 それが彼女の、唯一の魔法だった。 儀式が終わると、 彼女はそっと一杯の茶を置いた。 白磁の器に揺れるその液体は、 風と音の領から摘まれた“霧の葉”で淹れた特別な紅茶。 名を── 静艶の霧茶。 色は薄く、味も儚い。 けれど香りだけが、時間の奥へと深く沈んでいく。 その香りに包まれたとき、 わたしは初めて、涙のかわりに音が落ちるのを感じた。 音のしずく。 それは、彼女がわたしに託した、ひとつの再生だった。 鍵は今も、ポケットの奥にある。 けれど、重くはない。 それはもう、閉じるための鍵ではないから。 いつかまた、風が巡り、音が重なるそのときまで、 ただ、そっとそこに置いてあるだけ。 ゆみへ。 あなたが黒を選んだ理由。 それは、音を沈めるためでも、風を遮るためでもなかった。 わたしの内側に、音が届く道を作るため。 風が触れすぎない優しさで、 でも確かに心を耕すため。 わたしは、その音を受け取りました。 ありがとう。 わたしの紋が、今日、すこしだけ変わった気がします。

「おとはセラピー」４回目です。 前半のマッサージも後半の密着もどちらもとても癒され、おとはちゃんに包みこまれるような心地よい時間を過ごすことができました。 何度も「おとはセラピー」を受けているので、安心感はもちろんですが、シャワーやベッドでは毎回興奮させられます。 また、前半のマッサージの中でも何気なく弱いところを攻めたりと、いたずら心もあります。 予約が取りづらくなるので、あまり紹介はしたくありませんが、最高です。

ふたりの物語には、最初から音楽がなかった。 だから私は、言葉ではなく、 小さな花束をひとつ、胸に抱いて彼女のもとへ向かった。 明るい暖色のその花々は、 梅雨の空に灯る、微かな祈りの焔だった。 扉が開いた瞬間、 雨の匂いと共に、彼女の気配があふれ出す。 黒の施術着を纏ったゆみは、 まるで沈黙の巫女だった。 言葉よりも先に、空気で人を包み込む── そんな優しさを纏った存在。 「それ、わたしに？」 私はうなずいた。 彼女は一瞬だけ、時を止めたように目を伏せ、 次の瞬間、小さく──けれど胸を打つ声で言った。 「ありがとう」 その言葉は、雨の中でいちばんあたたかかった。 花よりも、服よりも、空気よりも。 私は、息を呑んだ。 そして、静かな儀式がはじまった。 彼女の指先が、黒の施術着越しに背へと降りる。 布越しなのに、その体温は驚くほど澄んでいて── ゆっくりと、でも確かに、私の中に沁み込んできた。 それはただの施術ではなかった。 伝えようとする気持ちが、温度になって届いてくるようだった。 指先は、雨の粒をすくい上げるように背中をなぞり、 私の皮膚に“音のない楽譜”を描いてゆく。 掌が浮かべる軌跡は、旋律ではなく祈りの弧。 その手がどこに触れるかよりも、 どこに触れずにいるかが、私の呼吸を震わせた。 触れなかった空間に、愛が潜んでいた。 言葉で伝えられるようなものではなかった。 でも私は確かに、受け取った。 優しさで包んだような温度の中に、 一滴の哀しさと、願いと、 そして私だけに向けられた何かが、確かにあった。 それが愛であるかなんて、どうでもよかった。 ただ、こんなにもあたたかくて、 こんなにも震える施術があるなんて── そう思った瞬間、呼吸が詰まった。 雨は、ずっと降っていた。 外の世界も、私の内側も、 しずかに、しずかに濡れていた。 やがて、彼女は一杯の紅茶を差し出してくれる。 名を尋ねると、彼女は微笑み、 まるで秘密を授けるように囁いた。 「降音の記憶茶── 　過去の気配が、雨粒に姿を変えて溶けているの」 一口、口に含んだ瞬間、 私の中にあった言葉にならなかった感情が、 そっと、ふるえながら溶け出した。 甘くて、あたたかくて、 ほんの少し、苦しかった。 「……また、続きを聴かせてね」 その声は、旋律じゃない。 でも、音楽より深く染み込んだ。 私は、うなずいた。 ──それだけで、すべてがあふれた。 雨は、まだ降っていた。 その音のなかで、 私は今も、彼女の体温を思い出している。 心に咲いた花が、まだ温かいまま、 散らずに揺れている── 第二章　了

〜〜風のティータイムと、ふたりの余白〜〜 むかしむかし――というほど昔でもない。 とある午後、町にはやわらかな風が吹いていた。 雲は低く、空はやや灰色。けれど不思議とやさしかった。 扉を開けると、かすかな鈴の音。 空気がほどけて、胸の奥のほつれがすっとほぐれる。 「おかえりなさい」 ゆみさんが、そう言った気がした。 本当に言ったかどうかは覚えていない。ただ、その声がそう聴こえた。 彼女は、淡いブルーグレーのブラウスを着ていた。 胸元に小さく寄せたギャザーがやわらかく光を拾い、 ロングスカートは控えめで、けれど清潔感にあふれていた。 耳には何も飾らず、指先は自然な艶だけを宿していて、 その佇まいは、静かな日常の中に差し込む、ひとすじの詩のようだった。 「今日は、これを渡したくて来たんだ」 そう言って手渡したのは、 淡いベビーピンクの筆記具――綴鋼（てっこう）だった。 見た目は可愛いけれど、形は凛としていて、 働く手元にすっと馴染むような、しずかな品格をまとっていた。 「わあ…かわいい。こういうの、すごく好き」 両手で包みこむように受け取った彼女の指は、 ほんのすこしだけ震えていた。 それが、嬉しさの温度だと、私は知っている。 綴鋼には、ひとつの刻印があった。 Symphonia Monritsia。 この世界の真名。紋律界の深奥に息づく、ひとつの“詩”。 それを器に刻むことは、 未来に言葉を託す、静かな魔術―― 真名詠刻の契（しんめいえいこくのちぎり）と呼ばれていた。 「使うのがもったいないなぁ…」 彼女がぽつりとそう言ったとき、私は微笑んで返した。 「使い潰してくれていいよ。壊れたら、また用意するから」 彼女の頬がすこしだけほころんだ。 その笑顔が、今も胸に残っている。 ティータイムが始まった。 ラゼリアの風紋紅茶と、エルフィリスの旋光杯。 風の文様が浮かぶ器に注がれた紅茶は、 香りと共鳴しながら、室内をそっと包みこんでいった。 「風って、見えないけど…」 彼女がぽつりとこぼした言葉。 「ちゃんと触れてくれることもあるよね」 私は、うなずいた。 彼女の存在そのものが、まさにそうだったから。 ふたりのあいだには、時折“沈黙”が流れた。 けれどそれは重さではなく、余白だった。 心を休ませるために、風が生んだ静けさ。 音楽で言うならば、それは“休符”。 その静かな旋律のなかで、 贈った綴鋼の重みと温もりが、 そっと彼女の手元に残っていることを願った。 ティータイムが終わる頃、 紅茶の香りと、風の余韻と、彼女の笑顔が、 胸の奥にひとつ、旋律のしずくとして降りていた。 「今日は、お茶だけでしたね」 彼女がそう言ったとき、その声は風紋のようにやわらかく、 次の音を、ふたりのどこかにそっと忍ばせていた。 扉を閉めると、石畳に音がひとつ残った。 それはまるで、五線譜の上に置かれた“新しい休符”。 この午後は、まだ終わっていない。 綴鋼に刻まれた世界の名は、 きっとこれからも、彼女の時間の中で 静かに響きつづけていくのだろう。 おしまい。

〜ゆみと大きなフィナンシェと、ひとさじのシンフォニア〜 むかしむかし――というほど昔でもない。 とある町に、やさしい魔法を使う人がいました。 その人の名は、ゆみさん。 彼女はお城のプリンセスではありません。 けれど町の人たちは、誰からともなく彼女を 「しずかな調べを奏でる人」と呼んでいました。 彼女の声は朝露のようにやさしく、 歩くたびに小さな風鈴のような気配を残します。 白いワンピースが風に揺れると、 そこに誰も知らない小さな音楽が生まれるのです。 ある日、わたしはその町を訪れました。 ちょっと疲れていたのです。心も、身体も。 重たい空気を背負ったまま、古びた扉をくぐったその先に、 彼女はいました。 「こんにちは」 やわらかく、ふわりと落ちてくるような声。 見上げると、光の中に立つゆみさんがいました。 その笑顔は、どこか遠くから届いた手紙のように、懐かしくてあたたかい。 最初に差し出したのは、 町のどこかで買ったとてもとても大きなフィナンシェ。 「わあ……大きい！これは……カロリーの化け物だね！」 そう言って、彼女はくすくす笑いました。 その瞬間、空気がふわりと変わりました。 まるで、季節が一歩だけ春に近づいたような気がしたのです。 施術の時間が始まると、 不思議なことが起こりました。 彼女の手は、まるで五線譜にそっと筆を走らせるように、 わたしの背中をなぞります。 そこには強い力もなければ、大きな音もない。 けれど、確かに“音楽”がありました。 心の奥にある、誰にも聞かせたことのない旋律。 ゆみさんは、それを知っているようでした。 静かに、丁寧に、わたしの疲れた旋律を編み直していく。 時折、わたしの呼吸に合わせてリズムを変えながら、 まるで一冊の絵本を読み聞かせるように。 目を閉じると、 そこには草原があり、遠くで鐘が鳴り、 やわらかい毛布のような音が降りてきました。 それは、まるで交響曲（シンフォニア）のような施術でした。 ゆっくりと、しかし確かに、 わたしの内側に“静かな希望”を奏でてくれていたのです。 終わりの鐘は、タイマーの音ではありませんでした。 それは、心の中で自然に鳴る合図。 目を開けたとき、すべてがほんの少し違って見えました。 別れ際、彼女はそっと言いました。 「また、甘いものを楽しみにしてるね。お菓子、待ってるよ」 わたしはうなずきました。 それだけで、魔法はまだ続いていると感じました。 帰り道、大きなフィナンシェの袋は軽くなっていて、 代わりに、胸の奥にひとつぶの旋律が残っていました。 それは、やがて“旋律の雫”となり、静かに心の奥で揺れ続けました。 ──ところで、どうしてフィナンシェだったのか？ ちなみにこのフィナンシェは、コンビニでも買えるような、普通の焼き菓子。けれど、わたしにとっては特別な意味がありました。 実は、子どものころ祖母と一緒によく焼いたのです。 オーブンから漂う香ばしい香り、バターの甘さ、 焼きたてをふたりで分け合った、静かな時間。 あの日渡したフィナンシェは、 そんな過去の記憶がそっと詰まった“わたしのおまじない”だったのかもしれません。 それをゆみさんが嬉しそうに受け取ってくれた。 そのことが、ただただ嬉しかったのです。 施術が終わっても、わたしの鼓動は音楽のように揺れていました。 指先が触れていた場所に残る、やわらかな温度。 そのぬくもりが、まるで言葉のない手紙のように 今も静かに、胸の中で読み返されています。 誰かと過ごす時間が、 こんなにも穏やかに、優しく心を変えるものなのだと わたしはこの日、はじめて知った気がします。 そして、次に扉を開くとき、 また新しい一節が綴られるのだと思うと、 少しだけ胸が高鳴るのです。 「またね」と交わしたその言葉は、 まるで五線譜の上に残された小さな休符のように、 次の音を待っている。 彼女の中には、きっと“旋律”に宿るなにかがある。 風のようにやさしく、そして音のように確かに。 それが、誰にも気づかれぬまま紡がれているような気がしたのです。 まだ見ぬ未来の一曲を、 また彼女と奏でられたらいいなと思いながら―― わたしは、町をあとにしました。 おしまい。 ※本篇は、とある“やさしい調べを奏でる人”からの静かな願いを受けて、 記憶の奥に眠る阿鼻叫喚すらも、静謐なる旋律へと編み直しお届けしたものです。 かつての混沌が、こうしてひとつの“しずく”になったなら―― その余韻、ご感想をそっと教えていただけたら嬉しく思います。

むかしむかし――というほど昔でもない。 またひとつ、季節がめぐったある日。 わたしは、あの町を訪れました。 手には、小さな贈りもの。 それは北風の国・シラユキ領で出会った、雪のようなお菓子。 その名は「白い恋人」―― 白くて、やさしくて、少し切ない、風のようなお菓子でした。 扉の向こうで待っていたゆみさんは、 それを両手で受け取り、ふんわりと笑いました。 「……ありがとう。これは、風の手紙みたいだね」 その声に、どこか懐かしい風紋が混じっていました。 胸の奥がそっと震えて、わたしはうなずきました。 ──────────────────────────── その日、ゆみさんの装いは見慣れないものでした。 それは「ノルヴァリエ風の礼装」―― 風紋界の北部で、古くから給仕婦たちが儀式の茶会で纏うという衣。 白と黒の布地で仕立てられ、 額には“風読みの帯飾り”、胸元には小さな黒いリボンがひとつ。 動くたび、布の端が風を孕み、どこか異なる位相の香りが漂いました。 まるで違う世界の人のようで、 けれど、その瞳だけは、変わらずやさしかったのです。 ──────────────────────────── 施術が始まると、 わたしはいつもどおり、たくさん話してしまいました。 思いついたことをぽつぽつと、まるで風に手紙を渡すように。 時間が足りないかも……と途中で焦ったけれど、 不思議なことに、終わってみると、まだ余白がありました。 「……あれ？　そんなに経ってない？」 ゆみさんは、くすりと笑いました。 「風が時計をくるんじゃったのかもね。 ふたりの間に流れる風紋って、たまに時間をゆがめることがあるんだって」 その言葉は、とても静かで―― でも確かに、何かの“魔法の答え”のような気がしました。 ──────────────────────────── 彼女の手のひらが、風のように動き始めたのは、 それからまもなくのことでした。 最初は、そよ風のように肌を撫でていたのに、 いつの間にか、夜の峠を越えて吹く風のように深く、甘くなっていました。 わたしは、彼女の手の流れに身をまかせ、 ふと、そっと―― 彼女の唇に指を添えてしまいました。 ゆみさんは驚かなかった。 その瞳は、むしろあたたかく、どこか遠い星を見つめているようで。 何も言わなくても、「わかってるよ」と告げている気がしたのです。 ──────────────────────────── 施術のあと、わたしたちは少しだけ話をしました。 今日の風は、おしゃべりが好きだったみたい。 わたしも、彼女も、いつもより少しだけ長く、その場に座っていました。 ゆみさんが着替えながら、白い布を整える姿は、 まるで風紋の民の詩女（うため）みたいで―― その背中に宿る音楽が、いつまでも残っている気がしました。 ──────────────────────────── 帰り道、手にはもう「白い恋人」はなかったけれど、 胸の奥に、新しい風が吹いていました。 それは、ささやかな違和感を包むやさしい風。 “ふたりの距離”を、少しだけ近づける風でした。 ゆみさんの言葉が思い出されました。 「風はね、言葉じゃなくて“気配”を運んでくるの」 その言葉のとおり、 今日わたしの中に残ったのは、言葉ではないものばかりでした。 温度。匂い。気配。指先のかすかな記憶―― でも、たぶん、それこそが音楽なのだと思いました。 ──────────────────────────── そして今、こうして筆をとりながら、 わたしはそっと思います。 「この風がまた、彼女に届きますように」――と。 おしまい。 ──────────────────────────── 【幻想注釈】 ノルヴァリエ（Norvalier） 風紋界の北方に位置する幻想領域。 風を“聖なる声”と捉え、その流れや揺らぎに意味を見出す文化を持つ。 給仕や茶会における動作ひとつにも儀礼的意味が込められており、 衣装や言葉遣いにまで“風の紋律”が反映される。 中でも、儀礼給仕婦（セレヴィエール）は、 “風を届ける者”として敬われており、 その装いは風読みの帯飾りと黒い祈紋リボンを特徴とする。 風を纏うその所作は、まるで施術そのものが祈りであるかのように、 見る者の心を静かに揺らす。

あんなちゃんにはいつも癒されます。 かわいさやスタイルの良さはもちろんですが、 マッサージがとても気持ちよく、しかもいつも進化してますね。 特にフェザータッチは絶妙、これはいいです。 それから話が本当に気さくで、まるで友達のように 何でも話せてしまう雰囲気を持っています。 別れた後はいつも体だけでなく気持ちもすっきりします。 表には出してないですが、たぶんいろんな努力を 一生懸命しているのではと思います。 応援してます。

これは、兆しだった。 何の前触れもなく、ただ静かに、手帳に名前が並んだ。 それは偶然にしては整いすぎていて、 必然にしては、どこか柔らかすぎた。 香りの記憶が交差しはじめたとき、 こちらはまだ、それが何かの“扉”の鍵になることを知らなかった。 ─── 部屋に足を踏み入れた瞬間、空気が微かに揺れた。 私はゆみに小さな花束を差し出した。その中で彼女が真っ先に目に入ったのは、白いカラー。 「私には似合わないよ」控えめな笑顔に、確かな喜びが透けて見える。純白のカラーの花言葉「乙女のしとやかさ」が、彼女の指先で震えるように揺れ、その内面と外見のギャップを美しく彩った。 テーブルには「ベンガルスパイス」の箱。鮮やかなベンガルトラのイラストは、まるで遥か異国から届いた招待状のように神秘的だった。シナモン、ジンジャー、カルダモン、クローブ――甘くも鋭いスパイスの香りが、私たちを別世界へと誘う。私は砂糖を３つ落とした。ゆみはその様子を優しく見つめて微笑んだ。「ちょっと入れすぎじゃない？」その声があまりにも優しく、私は思わず笑った。 一口頬張ったクランベリーマフィンは、甘く柔らかく、指の間からぽろぽろと零れ落ちてしまう。その欠片をゆみはすっと手で受け止めてくれた。その甲斐甲斐しさ、さりげない愛情表現に胸がじんわりと温まった。 施術は行わなかったが、その夜、一緒に入ったお風呂で私たちは言葉少なく、ただ静かにお湯の中に溶け合った。そこに流れるのは、ゆみという風紋の奏者が奏でる癒しの旋律だけ。お湯のしっとりとした感触と互いの呼吸の静かな調和が、心地よい余韻を生んでいた。 別れ際、抱き合ったときに小さな囁きが耳元を掠める。「しばらく会えないね。ToT交響節で忙しいんでしょう？」その一言に秘められた寂しさと信頼が、甘く切ない調べのように心を打った。 次回はゆみの指先が紡ぐ施術をゆっくりと味わうことを約束して、その夜は静かに幕を下ろした。終章でありながら、次章の予感を秘めたシンフォニア。彼女の手相占いにも似た優しさと、落ち着きと信頼を兼ね備えた、癒し系しっかり者の魅力に満たされ、私は深い安らぎを覚えた。 それはまるで、止まっていた時計の針が再びゆっくりと時を刻み始めた瞬間のような――そんな特別な夜だった。

その町には、ときどき風に封をされた手紙が届く。 声を持たない便箋に記された、誰にも読まれなかった想い。 ある日、わたしもそんな一通を出したことがある。 それは誰にも届かぬまま、町の風紋に沈んだ。 ──けれど、彼女は知っていた。 扉を開けると、彼女は黒のオフショルを纏ってそこにいた。 明るい色の多いこの町では、少しだけ異質な佇まい。 けれど不思議と、静けさに調和していた。 まるで“沈黙”の美しさを、ひとりで着こなしているかのようだった。 言葉も交わさず、ふたりは自然に贈り物を交換した。 再会のしるしのように。 小さな袋と箱、そして少し多すぎたかもしれないわたしの詫びの品。 「紅茶と、バウムと、水筒を――あのときのお返しです」 彼女は「遅くなっちゃったけど」とそっと渡してくれた。 箱の中には、きゅうきゅうに詰まった四つのマドレーヌ。 その謙虚な手渡しの奥にあった気持ちは、 わたしの想像を、静かに超えていた。 「…あっ、水忘れてた」 そう言って小さく笑った彼女の横顔に、 思わずこちらもつられて微笑んでしまった。 完璧そうに見えて、時々見せる“うっかり”が、なんだか愛おしかった。 施術が始まると、 彼女の手は迷いなく、旋律のように流れていく。 背中に重なる温もり。 そしてふと触れる、膝、太もも、すね。 どこかで綴った詩が、風に乗って彼女のもとに届いたのだろうか。 そんな気がした。 彼女は語らず、探らず、 ただ呼吸のリズムでわたしの疲れをひとつずつほどいていく。 沈黙の中でしか流れない音楽が、そこには確かにあった。 ふとした瞬間、彼女が何かを感じ取ったように目を細めた。 まるで、何も言わなくてもこちらの状況を把握しているような―― “情報通”という言葉の意味を、 ほんの少しだけ静かに更新させられるような視線だった。 施術の途中、顔を上げた彼女が微笑んだ。 その一瞬に言葉はなかったけれど、 たしかに伝わった。 「わたしは、ここにいます」と。 施術が終わると、 ふたりはいつものように長めのハグを交わした。 それは単なる別れの仕草ではなく、 次の出会いへの静かな誓い。 この町では、そう呼ばれている。 “再会の儀式”。 帰り道。 胸の奥には、紅茶の香りとマドレーヌの甘さが残っていた。 けれどそれよりも、 彼女が“沈黙”の中でくれたもののほうが、 ずっと深く響いていた。 音のない手紙は、確かに届いていたのだ。 そして、返事も受け取った。 あの日吹き抜けた風が、 ふたりの間に“言葉ではない贈り物”を残していった。 ──旋律の途中で出会った、沈黙という名の優しさ。 それは、わたしがこの町で出会った中で、 いちばん音楽的な“間”だったのかもしれない。 おしまい。

ゆみさんが上着を脱いだ瞬間、視線が自然と引き寄せられた。 白のマキシ丈ワンピース。 やわらかな布が光を受けて揺れ、 シースルーの袖が肩から静かに流れ落ちていく。 その繊細な透け感は、彼女の所作と絶妙に溶け合い、 清楚の奥に“温もりの余韻”を残していた。 ワンピースのラインはマーメイド。 歩くたび、身体の曲線が水のようにやさしく波を打つ。 上品。柔らかい。だけどその奥に、 何か“触れたくなるような熱”が宿っていた。 「今日の服もバッグも新しいんですか？」 そう尋ねたゆみさんの声に、思わず頷く。 俺も今日、身につけたものすべてを“新しく”していた。 不思議とそれが、彼女と過ごす時間の空気まで変えていた。 ⸻ 「今日はね、おせっかいおばさんだから」 施術前、笑いながらそう言ったゆみさんの瞳は、 どこか本気で俺の体調を心配していた。 術後であることを伝えていたからか、 「無理してませんか？」 「ちゃんとお医者さんの言うこと聞いてますか？」 そのひとつひとつの言葉に、 寄り添う力と、やさしい圧を感じた。 “おせっかい”と照れくさそうに言いながら、 彼女はちゃんと見てくれている。 まるで、誰よりも自然な形で“気遣い”を贈ってくれる人だった。 ⸻ 施術が始まってしばらくすると、 気づいた。彼女の体が、いつもより近い。 手のひらの温度、呼吸のリズム、 言葉ではない会話が、肌を通して交わされていく。 指先が、背中をなぞる。 そこに奇をてらった動きはない。 ただ、丁寧で、確かで、揺るぎない“献身”の形があった。 内側からじんわりと、心まで解れていくような、 そんな施術だった。 積み重ねたやさしさが、ゆっくりと体の奥に溶けていくようだった。 ⸻ 「これ、なに！？ 大きっ！」 フィナンシェを渡したとき、 ゆみさんが声を上げて笑った。 通常の4倍ある、ファミマ限定の特大サイズ。 「カロリーの化け物だ〜」なんて言いながら、 目を丸くして、子どもみたいに喜んでくれた。 その笑顔は、施術中の静けさとはまるで違う。 無邪気で、くすぐったくて、あたたかくて―― そのギャップに、自然とこちらも笑みがこぼれた。 “大きい”お菓子は、 笑いと甘さの象徴になった。 ⸻ 施術が終わったあと、 俺はいつものように、彼女を長く、強く、抱きしめた。 1分以上。 何も言わず、ただその体温に包まれていた。 ゆみさんも、ためらうことなく抱き返してくれる。 遠慮なく、優しく、しっかりと。 その腕の中に、 信頼と、やわらかな安心感と、少しだけ名残惜しさが混じっていた。 ⸻ 帰り際、ふと彼女が言った。 「誕生日、何か甘いもの考えておくね。お菓子がいいって言ってたもんね」 その言葉が、あまりにさりげなくて、 でも俺の心にはずっと残っている。 ⸻ この日、改めて思った。 “新しい”のは、物じゃない。 彼女との関係に、そっと信頼の温度が加わった気がした。 おせっかいな言葉も、無邪気な笑顔も、 施術のひとつひとつも。 全部が、彼女なりの“まっすぐな優しさ”だった。 過剰な演出も、派手な駆け引きもいらない。 心地よさと、信頼と、ほんの少しの甘い揺らぎ。 それだけで、 人はこんなにも癒されてしまうのかと、 静かに驚いた一日だった。 ⸻ ゆみさんという名の四重奏―― それは、音もなく流れ込み、 気づけば、心をやさしく包んでいる旋律だった。

「どら焼き、ありがとう☺️ 明日食べるのが楽しみ」 そう言って微笑んだゆみの顔は、 まるで和菓子屋のショーケースに並ぶ品のある和菓子のようだった。 可愛くて、柔らかくて、ほんのりと甘い。 その瞬間、思った。 ああ、今日も癒されるんだろうな、と。 だが、その予感は良い意味で裏切られる。 ゆみにとっての「どら焼きの前菜」は、俺の指だった。 その指先は、まるで高級な菓子職人が 繊細な手つきで生地を撫でるように、 ゆっくりと、慎重に、俺の肌の温度を測る。 「大丈夫、力を抜いて」 耳元で囁くその声が、静かに脳内でとろけていく。 その音の粒子が、そのまま彼女の指先へと流れ、 俺の皮膚に、心に、溶けていく。 まるで、どら焼きの中のバターがじわじわと熱に包まれていくように。 濃密でやわらかな甘さが、体の奥深くまで沁み込んでいく。 けれど、本当に危険だったのはその後だった。 ゆみが、俺の指を口に含んだ時だった。 ぬるりと絡む舌。 吸い付くような唇。 ねっとりと滴るような舌の動きが、神経を焼いていく。 ゆみの瞳が蕩けていくのが分かる。 そのまま、舌が這い、唾液が指に絡まり、 まるで濃厚な蜜の中に落ちていくような錯覚を覚える。 指の感触がリアルすぎて、 もはや境界がわからなくなる。 彼女の唇の内側にいるのか、自分の妄想の中にいるのか。 背徳感と快感。 それが波紋のように心の奥へ、広がっていく。 その時に見た彼女の姿が、忘れられない。 どら焼きを手に微笑んでいた女の子が、 次の瞬間には、 獲物を狩る肉食のまなざしでこちらを見ていた。 ──この子は、甘さと熱を同時に持つ存在だ。 そのスイッチの入り方が、 信じられないほど官能的で、魅力的で、 理性ごと、全部、持っていかれた。 そして、俺の中に浮かんだのはたった一つの言葉。 「弾ける」 半熟の目玉焼きを、ナイフの先端でとろけ出すように。 レモンサワーのレモンをギュッと潰すときのような衝動。 感覚が、香りが、温度が、 全部ひとつに絡まり、 ゆみの指先に、溶かされていく。 ──堕ちた。 完全に、堕ちた。 施術が終わったあと、喉が渇いていた。 とてもじゃないが、どら焼きを食べる気にはなれなかった。 残っていたのは、肌に絡みついた体温と、甘く湿った記憶。 「もう一度、あの“とろける瞬間”を味わいたい」 そう思った時には、すでに次の予定を考えていた。 逃げられない。 逃げたいとも思わない。 また、彼女の甘さと熱に包まれたくなる。 とろけて、熱を抱えたまま、 また夜が来るのを待つことになるだろう。 ──ゆみという名の蜜に堕ちるために。

群馬、みなかみ。 その天然水を一口で含んだ瞬間、水音に重ねるように、あの指先の記憶がよみがえた。 ひんやり。ただの冷たさじゃない。それは、日常の裏でずっと滅びていた体の角を、ある突然の床の温度が動かすみたいな、そんな揺れだった。 ゆみの指先は、しめりとした流骨のようで、まるで感情を一本の紙のようになぞり、少しずつ、流し込む。 初めは、ただの水のように。 しずく、しずかに。 だけど、その流れはやがて姿を変える。 耳元で、かすかに泄れる息。 皮膚をなぞる覚悟的な軌道。 その指先がささやいた。 「大丈夫…力を抜いて」 その声が、頭の奥で破裂音を聞かせる。 理性が壊れる音。 やさしさの側を装っていたゆみは、いつの間にかその眼に熱を広げていた。 笑みの章笠、きゅっとつり上げられた口先。 「こんな風にさわられるの…初めてじゃない？」 逃げられるはずなのに、逃げたくない。 気づけば、素直なまま、水のように、どっぷりと潜っていた。 ひたすらに、しずかに、あつく。 手把いの中、のどが渇いた。 みなかみの水を飲んでも、溢れた熱は暗く残り繰り返す。 指先の記憶、なぞった軌道、ささやいた声。 ひとつひとつが、こころの底にいつまでも残り続ける。 渇いているのは、のどじゃない。 心のずっと深いところだ。 その日は、身体だけではなかった。 ゆっくりと、言葉が流れていった。 いつもなら口にしないような、胸の奥に沈んだもの。 最近、妙に気になってしまう存在のことを話していた。 すると、ゆみは小さくうなずいて、少しだけ視線を遠くに投げた。 「気になるってさ、好きと同じ意味だとは限らないよね」 その言葉は、まるで見透かすように、でも優しく刺さった。 「でも、たとえばその人に触れるチャンスがあっても、触れないなら──それって、もう答えは決まってるのかも」 そんなふうに言ってから、ゆみはふと微笑み、 「じゃあ、私だったらどうする？」と問いかけてきた。 返す言葉を探すふりをしながら、視線だけをそっと絡ませた。 「もしそうなら……そのときは、そのときだよ」 まるで笑い話のように軽く、でもどこか熱のこもった声で返した。 その瞬間、また指先が、あの熱を御し始める。 静かな流れが、ふたたび激流へと姿を変えた。 気づけば、またみなかみの水を飲んでいた。 でも、水では、溢れた欲を消せなかった。 ゆみの指先の記憶、ささやいた声、覚悟的な視線。 それらが、まだ、体内で熱を広げ続けている。 またただ、ただ、さわられたい。 また、あの流れに食われてしまうのだろう。 ゆみという名の流れに沈むために――。

──それは、まるで上質なショコラが 体温でゆっくりと舌の上に溶け広がるような、官能の始まりだった。 触れた瞬間から、時間の流れが変わる。 甘く、濃く、そして深く。 ゆみの肌は、しっとりとしたビターチョコレートのような滑らかさを湛え、 その指先は、溶けかけのトリュフを慈しむかのように、 じっくりと、焦らすように、俺の輪郭をなぞっていく。 呼吸の音さえも感じられる静寂の中、 彼女はまるでショコラティエのように、 熱を加え、間を操り、官能のペースを組み立てていく。 焦らされ、溶かされ、そして、沈められる。 これは施術ではない。芸術だ。 だが—— 最も魅惑的だったのは、 あの瞬間だった。 穏やかだった彼女の瞳に、妖艶な火が宿る。 ゆっくりと形を変え、 甘く、とろける笑みの奥に、 濃密で背徳的な"欲"が透けて見えた。 その目に見下ろされた瞬間、 すべてを明け渡すしかなかった。 蕩けるような密着。 ぬるりと這うリップ。 滑る指。忍び寄る吐息。 まるで、熱を帯びたガナッシュに 全身を優しく、しかし容赦なく包み込まれていくような、 そんな甘くて苦しい支配だった。 この時間、 心も身体も、彼女に預けられる。 彼女の施術はただの快楽ではない。 五感すべてを虜にする、緻密に構築された芸術。 その一手一手に、経験と知性が宿る。 そして、 そのすべてが「上質なエロス」と「心地よい余韻」へと昇華されていく。 溶けて、堕ちて、 気づけば戻れなくなるほど深い場所にいる。 この夜、俺はゆみという名のショコラに沈んでいった。 ──君も、その甘美に耐えられるか？

「情けない姿を見せられるくらい、 私は◎◎◎さんにとっての“居場所”になれたんだなぁ」 ゆみがそう言ってくれたとき、 心の深いところが静かに震えた。 たしかに、あの日の俺は少し落ちていた。 会ってすぐ、他愛もない話のフリをして、本当は不安を吐き出していたのかもしれない。 そんな姿を受け止めてくれる彼女のまなざしは、 優しくて、あたたかくて、 まるでぬるま湯に全身を預けたような安心感だった。 ゆみは“すごく良い女”だと思う。 親身で、誠実で、どんな言葉も真剣に受け止めてくれる。 まだ出会ってからの日は浅い。 それでも、 「この人なら、何でも相談できる」 自然とそう思わせる不思議な安心感がある。 そしてその安らぎの奥に、 とびきりの背徳が潜んでいる――。 ⸻ 施術は、まるで温泉のようだった。 熱すぎず、冷めることもなく、 ぬるりとした快感が身体の芯にまで染みてくる。 ゆっくりと、じわじわと盛り上げてくる彼女の指先は、まさに魔性。 気持ちよさに溺れ始めた頃、 すっと温度を落とすように焦らし、 そしてまた、 一段と熱を帯びた快感を注ぎ込んでくる。 彼女の手が、唇が、目が… すべてが「もっと感じて」と語っていた。 普段はニコニコと柔らかく微笑むゆみが、 ふいにスイッチを入れたその瞬間、 目が変わった。 獲物を見つけた肉食の獣のような鋭い視線。 俺のすべてを味わい尽くそうとするような 官能的で背徳的な表情に、 ただただ支配されていった。 息も絶え絶えに、 身体の奥に何かが溢れそうになったその刹那―― タイマーが、鳴った。 甲高く、無慈悲に、現実を切り裂くように。 だが、彼女は止まらなかった。 静かに、しかし確かな熱を込めて、 「タイマーうるさい…」 その囁きが、たまらなく官能的だった。 声の温度が耳の奥を焼く。 そのまま、俺を導くように、 彼女は甘く、熱く、優しく、 俺を潰してくれた。 ⸻ 施術の終わり、 名残惜しさを抱えながら、彼女をそっと抱きしめた。 少し強めに――感謝の気持ちを込めて。 表情が変わる瞬間。 タイマーを無視してくれた熱。 湯に包まれるような安堵。 そして、あの抱擁。 全部がひとつになって、 心に深く沁み渡っていった。 また会いたい。 また、あの温度に包まれたい。 この人に出会えて、よかった。

ただいま〜！思わずそう言いたくなるような包容力😮‍💨 訳あってだいぶ久しぶりでしたけどHomeに戻ってきた安心感😌緩む〜🫠 --- ゆみさんと言えば癒し。 癒しと言えばゆみさん。 ３月と言えば年度末💦 私の癒しの女神を心と身体が欲しました！ というわけで女神召喚♪ --- これはちょうど１年前に書いた口コミ✉️ ドアから覗いた私の女神は何も変わらぬ優しい笑顔で、１年前から何も成長していない私の時の流れを一瞬にしてゆったりしたものに変えてくれました😊 緩む〜🫠 ひとしきり時間を埋め合わせる会話⏳ ジグソーパズルはちゃんと埋まっていく。無くなったピースも余るピースもない。全てが収まるところに収まっていく感覚。これってあまり味わえない感覚。彼女の洞察力と言葉選びのセンスが成せる技。そして決して迎合せず垣間見える芯の強さが本当に心地良い。これこれ。 そして不意にぶち込んでくる爆笑トーク🤣 〝◯◯◯は前戯〟こんな最高のネタなのに誰にも話せないじゃんか！ ベッドに行く前にもう心は充分に癒されてしまいました（笑）マッサージは特筆モノ✍️身体の疲れが吸い取られる。腰が痛かったんです。脚が張ってたんです。嘘じゃないんです。でももう大丈夫なんです。この先を語るのは野暮よね。こんなに可愛くて優しくて気遣いができて洞察力があって相手の喜ぶポイントを見透かすゆみさんのギアチェンジ後が悪かろうはずがない😂下から見上げるゆみさんは女神そのものです🗽不自由さがエステの醍醐味。不自由の女神🗽（全然上手いこと言えてない😂） どこにいても居場所と感じられない余りものの自分に緩むことができる場所をくれて本当に感謝です😊何度でも呼び続けたいと思ってます😊 ありがとう、またね🐏 沁みる🐕

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